FX信託保全比較Client Fund Safety
FXを始めるに際してどこのFX会社で取引をしたらいいのか?これは重要な問題です。
FX会社を選ぶポイントは大まかに言って次の2つになるんじゃないでしょうか?
「スワップ金利や手数料などのツール面」「資産の安全性」
中でも「資産の安全性」については我々では完全に関知し得ないFX会社の破綻等によって預けた資金がパアになんてこともあり得るので、最重要ポイントになります。
そこでFX会社の選別に際しては、「信託保全の有無」や「自己資本規制比率」さらには「上場の有無」などで自分の大切な資産を預けるに値する会社なのかどうかを慎重に選ぶ必要があります。
■信託保全とは?
信託保全とは、我々より預かった証拠金をFX会社が信託銀行に信託することによりFX会社の資産とは区別し、信託管理人の監督下で安全・確実に保全するスキームです。
信託銀行に預託された資産(我々の証拠金)は、万が一FX会社が破綻した場合においても、FX会社の債権者の差押え等の対象とならず、信託銀行から受益者である我々に資産の返還が行われます。また、受託信託銀行が破綻した場合も、信託銀行固有の財産から切り離して取り扱われるため、信託財産として保全されます。
これにより、我々の証拠金はFX会社や預託先銀行等の信用リスクから分断されることになり、より安心して取引ができるというわけです。
■自己資本規制比率とは?
自己資本規制比率とは金融商品取引業者が、金融商品取引業を行う上で、保有資産の価格変動等のリスクが顕在化した場合でも、短期間に対応できる支払い能力を有しているかどうかを示す指標です。
自己資本規制比率の算出方法
【自己資本規制比率(%)= 固定化されていない自己資本の額/リスク相当額 ×100
自己資本規制比率は金融商品取引業者の財務の健全性を測る重要な指標とされ、金融商品取引法第46条の6では、金融商品取引業者はこの比率が120%を下回ってはならないと定めています。